父の隠し子発覚で相続トラブル、妻の精神的負担から夫婦関係が…
背景・状況
私の両親は仲が悪く離婚。その後、父は再婚。母親のことは私の妻がケアしてくれていました。ところが、父が亡くなったときに父の隠し子が発覚し、後妻との相続トラブルが発生しました。
忙しい私の代わりに妻が後妻との交渉窓口になったことで、妻が精神的に疲弊し、夫婦関係に深刻な影響を与えました。相続が揉めた場合、父の土地に妻も私も貯金を投じて建てた家を手放さなければならない事態も予想され、妻の精神的な負担を軽くするために弁護士に相談することにしました。
問題の種類
弁護士相談のタイミング
トラブル発生の初期段階で弁護士に相談しました。
弁護士費用
総額30〜50万円(概算)
解決までの工夫・対応
叔父叔母に相談し、叔父の紹介で弁護士に相談したため、親身になってアドバイスを受けることができました。妻の精神的負担を軽くするため、私が弁護士のアドバイスに従って後妻との交渉窓口を引き受けました。
その後、後妻側も弁護士に相談し、最終的には弁護士間での話し合いとなりました。一番の問題は隠し子の存在で、遺言書に隠し子の相続分が記載されていませんでしたが、父が密かに認知した隠し子にも遺留分があることを理解し、私が後妻に同情と理解を示しました。
しかし、離婚した私の母の面倒を見てきた妻は、隠し子の遺留分に納得できず激怒しました。私は妻の気持ちにも理解を示し、相続問題の解決に向けて努力を続けました。
解決方法のメリット
妻の感情を理解し、納得させるために弁護士という法的に客観的な立場の専門家の意見やアドバイスを受けたことで、妻を最終的に納得させることができました。私の親族が原因で起きた、最悪離婚にまで発展しそうになった夫婦の危機を乗り越えることができたのが良かった点です。
結果として、相続財産の分割協議書が相続税納付期限までに完成し、妻も貯金をはたいて建てた我が家も守ることができました。
解決方法のデメリット・課題
私の親が離婚した結果、妻に母の面倒を見させることになり、長年にわたって妻に精神的負担をかけてしまったことが申し訳なく感じています。さらに父の隠し子発覚で妻を怒らせ、弁護士費用まで支払わなければならなくなった自分の不甲斐なさを後悔しています。
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